• ひとことでWindows のクラウドファイル用ドライバーで、権限を上げられる弱点
  • 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることWindows Update で12月の更新を当てる

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2025-62221
製品Microsoft Windows
深刻度(CVSS)7.8 重要CVSS v3.1
NVD に登録された、他の機関(開発元など)による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2025-12-09
米国政府機関の対応期限2025-12-30
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-416(解放済みメモリの使用)

何が起きた

Windows の Cloud Files Mini Filter Driver(OneDrive などのクラウド上のファイルを扱うための部品)に、使い終わったメモリをまた使ってしまう(解放後使用)という弱点が見つかりました。悪用されると、攻撃者は自分の権限を引き上げることができます。攻撃者がすでにその Windows に一般の利用者としてログインしている必要があり、そのパソコンの上で(ローカルで)悪用します。実際に悪用が確認されていて、Microsoft によると、成功すると SYSTEM の権限を得られるおそれがあります。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が一般の利用者でログインする → 2. クラウドファイル用ドライバーの弱点を突く → 3. SYSTEM の権限を手に入れる1攻撃者が一般の利用者でログインする2クラウドファイル用ドライバーの弱点を突く3SYSTEM の権限を手に入れる攻撃の流れ: 1. 攻撃者が一般の利用者でログインする → 2. クラウドファイル用ドライバーの弱点を突く → 3. SYSTEM の権限を手に入れる1攻撃者が一般の利用者でログインする2クラウドファイル用ドライバーの弱点を突く3SYSTEM の権限を手に入れる攻撃の流れ: 1. 攻撃者が一般の利用者でログインする → 2. クラウドファイル用ドライバーの弱点を突く → 3. SYSTEM の権限を手に入れる1攻撃者が一般の利用者でログインする2クラウドファイル用ドライバーの弱点を突く3SYSTEM の権限を手に入れる

誰が影響を受ける

Windows 10 Version 1809、21H2、22H2、Windows 11 Version 23H2、24H2、25H2、Windows Server 2019、Windows Server 2022、Windows Server 2022, 23H2 Edition、Windows Server 2025 が対象です。2025年12月の更新プログラムを当てていないパソコンやサーバーが影響を受けます。

何をすればいい

Microsoft の公式の案内を確認し、2025年12月のセキュリティ更新プログラムを当ててください。主な更新プログラムは、Windows 11 Version 24H2 と 25H2、Windows Server 2025 が KB5072033、Windows 11 Version 23H2 が KB5071417、Windows 10 Version 21H2 と 22H2 が KB5071546、Windows 10 Version 1809 と Windows Server 2019 が KB5071544、Windows Server 2022 が KB5071547 です。Windows Update で更新が済んでいるか確認してください。

やることチェックリスト

  • Windows Update で12月の更新を当てる
  • Windows 11 24H2 は KB5072033 を当てる
  • Windows Server 2022 は KB5071547 を当てる

用語メモ

解放後使用 用語集で見る
使い終わって返したメモリを、プログラムが誤ってまた使ってしまう不具合です。攻撃者に悪用されると、プログラムを乗っ取られることがあります。
SYSTEM の権限 用語集で見る
Windows で、管理者よりもさらに強い、OS そのものが使ういちばん強い権限です。
Windows Update 用語集で見る
Windows の修正や新しい機能を、インターネット経由で受け取って当てる仕組みです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Microsoft Windows Use After Free Vulnerability

概要

Microsoft Windows Cloud Files Mini Filter Driver contains a use after free vulnerability that can allow an authorized attacker to elevate privileges locally.

推奨対応

Apply mitigations per vendor instructions, follow applicable BOD 22-01 guidance for cloud services, or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る