- ひとことでIvanti Connect Secure で、機器の中で権限を root まで上げられてしまう弱点です。
- 深刻度7.0 重要CVSS v3.1
- まずやることIvanti Connect Secure の版を確かめる
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2026-111357 |
|---|---|
| 製品 | Ivanti Connect Secure |
| 深刻度(CVSS) | 7.0 重要CVSS v3.1 NVD に登録された、他の機関(開発元など)による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:H/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2026-10-30 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2026-11-02 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-306(重要な機能での認証の欠如) CWE-862(認可の欠如) CWE-345(データが本物かの確認が不十分) |
何が起きた
会社の VPN の入り口などに使われる Ivanti Connect Secure に、大事な処理で認証を確かめない弱点が見つかり、アメリカの CISA が実際に悪用されていることを確認しています。Ivanti によると、機器の中で動ける、ログインした攻撃者が、権限昇格(権限を上げること)をできるおそれがあります。MITRE が登録した CVE の記録では、22.8R2.4 の版について、機器の中の dsinvoked という処理が設定のデータ(DSCache)を信用する扱いに誤りがあり、root(管理者)の権限まで上げられるとされ、2026年10月に実際に悪用されたと書かれています。この細かい説明は Ivanti の勧告にはありません。Ivanti は、この弱点を CVE-2026-104935 と CVE-2026-118527 と組み合わせた攻撃が、一部の利用者で実際に起きていることを把握しているとしています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
Ivanti Connect Secure を使っている組織が対象です。Ivanti によると、影響を受けるのは 25.1.1.2 以前と 22.8R2.5 以前の版です。勧告の解決方法の欄では、22.7 系列以前と、25.1.3.0 以降は、この弱点を含まないとされています。
何をすればいい
Ivanti のセキュリティ情報の公式の案内を確認し、修正版に更新してください。修正版は 25.1.1.3 と 22.8R2.6 です。Ivanti は、22.8 系列を使っている場合は 25.1.1.3 以降への更新を勧めており、すぐに移れない場合は 22.8R2.6 に更新するよう案内しています。あわせて、Ivanti の Integrity Checker Tool(機器が改ざんされていないかを調べる道具)を定期的に実行し、侵害が疑われる場合は Ivanti の復旧の手順に従ってください。CISA は、この弱点について、BOD 26-04 の Forensics Triage Requirements(侵入の跡を確かめるための要件)に沿うことも求めています。
やることチェックリスト
- Ivanti Connect Secure の版を確かめる
- 25.1.1.3 か 22.8R2.6 以降に更新する
- Integrity Checker Tool を定期的に実行する
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Ivanti Connect Secure Missing Authentication for Critical Function Vulnerability
概要
Ivanti Connect Secure contains a missing authentication for critical function vulnerability that could allow a local authenticated attacker to escalate their privileges. This vulnerability can be chained with CVE-2026-104935 and CVE-2026-118527.
推奨対応
Apply mitigations in accordance with vendor instructions, ensuring compliance with CISA’s BOD 26-04 Prioritizing Security Updates Based on Risk (see URL in Notes) guidance and CISA’s “Forensics Triage Requirements” (see URL in Notes). Follow applicable BOD 26-04 guidance for cloud services or discontinue use of the product if mitigations are unavailable. Stakeholders are responsible for evaluating each asset's internet exposure and ensuring adherence to BOD 26-04 patching guidelines.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る