• ひとことでWindows の MSHTML Framework で、安全のための仕組みをすり抜けられる弱点です。
  • 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることWindows Update で2026年2月以降の更新を適用する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2026-21513
製品Microsoft Windows
深刻度(CVSS)8.8 重要CVSS v3.1
NVD に登録された、他の機関(開発元など)による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2026-02-10
米国政府機関の対応期限2026-03-03
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-693(保護の仕組みの不備)

何が起きた

Microsoft の Windows に含まれる MSHTML Framework(ウェブページの表示などに使われる部品)で、安全を守る仕組みがうまく働かない弱点が見つかりました。悪用されると、本来かかるはずのセキュリティ機能を、攻撃者にネットワーク経由でかいくぐられる可能性があります。NVD に登録された Microsoft の評価では、ログイン不要の攻撃者が離れた場所から悪用できますが、被害者がクリックなどの操作をする必要があります。CISA の KEV に載っており、Microsoft も悪用を確認しています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者がネットワーク経由で攻撃を仕掛ける → 2. 被害者がクリックなどの操作をする → 3. MSHTML の安全の仕組みがすり抜けられる1攻撃者がネットワーク経由で攻撃を仕掛ける2被害者がクリックなどの操作をする3MSHTML の安全の仕組みがすり抜けられる攻撃の流れ: 1. 攻撃者がネットワーク経由で攻撃を仕掛ける → 2. 被害者がクリックなどの操作をする → 3. MSHTML の安全の仕組みがすり抜けられる1攻撃者がネットワーク経由で攻撃を仕掛ける2被害者がクリックなどの操作をする3MSHTML の安全の仕組みがすり抜けられる攻撃の流れ: 1. 攻撃者がネットワーク経由で攻撃を仕掛ける → 2. 被害者がクリックなどの操作をする → 3. MSHTML の安全の仕組みがすり抜けられる1攻撃者がネットワーク経由で攻撃を仕掛ける2被害者がクリックなどの操作をする3MSHTML の安全の仕組みがすり抜けられる

誰が影響を受ける

Windows 10、Windows 11、Windows Server 2012 から Windows Server 2025 までの Windows のうち、2026年2月のセキュリティ更新を当てていないものが対象です。Microsoft の資料では、たとえば Windows 11 Version 24H2 はビルド 10.0.26100.7840 より前、Windows 10 Version 22H2 はビルド 10.0.19045.6937 より前が影響を受けます。なお、Windows 11 Version 24H2 でホットパッチの更新(KB5077212)を使う環境では、ビルド 10.0.26100.7781 で修正されます。

何をすればいい

Windows Update で、2026年2月以降のセキュリティ更新を適用してください。Microsoft の案内では、Windows 11 Version 24H2 と 25H2 は KB5077181、Windows 11 Version 23H2 は KB5075941、Windows 10 Version 22H2 は KB5075912、Windows Server 2025 は KB5075899 が対象の更新です。ほかの版の更新番号は、Microsoft のセキュリティ更新ガイドで公式の案内を確認してください。

やることチェックリスト

  • Windows Update で2026年2月以降の更新を適用する
  • Windows 11 24H2・25H2 に KB5077181 を適用する
  • Windows 10 22H2 に KB5075912 を適用する

用語メモ

MSHTML Framework
Windows に組み込まれている、HTML(ウェブページの中身)を読み込んで表示するための部品です。いろいろなアプリから使われます。
KEV 用語集で見る
米国の CISA がまとめている、実際に悪用が確認された脆弱性の一覧です。
Windows Update 用語集で見る
Windows の修正プログラムを Microsoft から受け取って適用する仕組みです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Microsoft MSHTML Framework Protection Mechanism Failure Vulnerability

概要

Microsoft MSHTML Framework contains a protection mechanism failure vulnerability that could allow an unauthorized attacker to bypass a security feature over a network.

推奨対応

Apply mitigations per vendor instructions, follow applicable BOD 22-01 guidance for cloud services, or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る