- ひとことでGNU InetUtils の telnetd で、ログインの確認を飛ばされる弱点
- 深刻度9.8 緊急CVSS v3.1
- まずやること不要な telnetd サーバーを停止する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2026-24061 |
|---|---|
| 製品 | GNU InetUtils |
| 深刻度(CVSS) | 9.8 緊急CVSS v3.1 NVD に登録された、他の機関(開発元など)による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2026-01-26 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2026-02-16 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-88(引数インジェクション) |
何が起きた
GNU InetUtils に含まれる telnetd(telnet という遠隔ログインの仕組みのサーバー)に、ログインの確認を飛ばされてしまう弱点が見つかりました。接続してきた側が USER という環境変数に「-f root」という値を入れると、それがログイン処理にそのまま渡され、パスワードなしで root(最も強い管理者)としてログインできてしまいます。攻撃者はネットワーク経由で、ログインの権限も利用者の操作もなしに悪用できるとされています。実際に悪用されたことが確認されています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
GNU InetUtils の telnetd を動かしているサーバーや機器の管理者が対象です。メーカーの勧告では、影響を受けるのは 1.9.3 から 2.7 までのバージョンとされています。telnetd を動かしていなければ、この弱点の影響は受けません。
何をすればいい
メーカーの勧告は、そもそも telnetd サーバーを動かさないこと、telnet のポートへの接続を信頼できる相手だけに制限すること、修正のパッチを当てるかパッチを取り込んだ新しいリリースに更新することをすすめています。すぐに更新できない場合の回避策として、telnetd を止めるか、「-f」の指定を受け付けない独自の login の仕組みを使う方法が示されています。あわせて公式の案内を確認してください。
やることチェックリスト
- 不要な telnetd サーバーを停止する
- telnet のポートへの接続を信頼できる相手に制限する
- 修正のパッチか取り込み済みの新しい版に更新する
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- メーカー等の情報(codeberg.org)
- メーカー等の情報(codeberg.org)
- メーカー等の情報(cgit.git.savannah.gnu.org)
- 公式の対策の出典(lists.gnu.org)
- 公式の対策の出典(openwall.com)
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- 公式の対策の出典(services.nvd.nist.gov)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
GNU InetUtils Argument Injection Vulnerability
概要
GNU InetUtils contains an argument injection vulnerability in telnetd that could allow for remote authentication bypass via a "-f root" value for the USER environment variable.
推奨対応
Apply mitigations per vendor instructions, follow applicable BOD 22-01 guidance for cloud services, or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る