- ひとことでAI 中継サーバー LiteLLM に、データベースを不正に操作される弱点が見つかりました。
- 深刻度9.8 緊急CVSS v3.1
- まずやることLiteLLM の今のバージョンを確認する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2026-42208 |
|---|---|
| 製品 | BerriAI LiteLLM |
| 深刻度(CVSS) | 9.8 緊急CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2026-05-08 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2026-05-11 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-89(SQLインジェクション) |
何が起きた
BerriAI の LiteLLM(いろいろな AI のサービスを同じ形で呼び出すための中継サーバー)に、SQL インジェクションの弱点が見つかり、実際の悪用が確認されています。NVD の評価では、ネットワーク経由で、ログインしていない攻撃者が、利用者の操作なしに悪用できるとされています。API キーを確かめるためのデータベースへの問い合わせに、送られてきたキーの値がそのまま組み込まれていたため、攻撃者は細工した Authorization ヘッダーを送ってデータベースの中身を読み取れ、書き換えられる可能性もあります。その結果、プロキシや、それが管理する認証情報に不正にアクセスされるおそれがあります。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
LiteLLM の 1.81.16 から 1.83.7 より前のバージョンを、プロキシ(中継サーバー)として動かしている人や組織が対象です。/chat/completions など、どの LLM API の入り口からでも狙われるとされています。
何をすればいい
LiteLLM を 1.83.7 以降に更新してください。すぐに更新できない場合は、設定の general_settings で disable_error_logs を true にすると、弱点のある問い合わせに届く経路をふさげると BerriAI は案内しています。BerriAI の公式の案内を確認してください。
やることチェックリスト
- LiteLLM の今のバージョンを確認する
- LiteLLM を 1.83.7 以降に更新する
- 更新までは disable_error_logs を true にする
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- メーカー等の情報(github.com)
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- 公式の対策の出典(api.github.com)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
BerriAI LiteLLM SQL Injection Vulnerability
概要
BerriAI LiteLLM contains a SQL injection vulnerability that allows an attacker to read data from the proxy's database and potentially modify it, leading to unauthorized access to the proxy and the credentials it manages.
推奨対応
Apply mitigations per vendor instructions, follow applicable BOD 22-01 guidance for cloud services, or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る