- ひとことでTrueConf Serverで、細工したスクリプトで隔離された環境を抜け出され、コードを実行される弱点です。
- 深刻度9.0 緊急CVSS v3.1
- まずやること5.3.9か5.4.9か5.5.5の修正済みのビルドにする
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2026-72530 |
|---|---|
| 製品 | TrueConf Server |
| 深刻度(CVSS) | 9.0 緊急CVSS v3.1 NVD に登録された、他の機関(開発元など)による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:H/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2026-08-20 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2026-09-03 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-94(コードインジェクション) |
何が起きた
ビデオ会議のサーバー TrueConf Server に、プログラムを紛れ込まされる弱点(コードインジェクション)が見つかり、実際に悪用が確認されています。隔離された環境(サンドボックス)の中でコードを動かせた攻撃者が、細工したスクリプトを使うと、そこから抜け出し、サーバーの機器の上で任意のコードを実行されるおそれがあります。攻撃は、4307/TCP の通信口への接続から始まります。この CVE の番号を付けた Kaspersky の調査によると、攻撃者は同じ製品の CVE-2026-72529 と組み合わせて悪用していました(認証なしでスクリプトを実行させ、この弱点で隔離を抜ける流れ)。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
TrueConf Server(Windows 版と Linux 版)の、5.3 より前のすべてと、5.3.9・5.4.9・5.5.5 より前のバージョンが影響を受けます。修正版は 5.3.9・5.4.9・5.5.5 ですが、同じ番号でも古いビルドは対象です(例: 5.5.5 は Windows で 5.5.5.10010 以降、Linux で 5.5.5.10009 以降)。
何をすればいい
TrueConf の告知でビルド番号を確かめ、5.3.9・5.4.9・5.5.5 の修正済みのビルドへ更新してください。あわせて Kaspersky の案内どおり、最新の定義でウイルスのフルスキャンを行い、侵害の痕跡がないか確かめます。痕跡があれば、影響を受けたかもしれないアカウントのパスワードをすべて変えましょう。
やることチェックリスト
- 5.3.9か5.4.9か5.5.5の修正済みのビルドにする
- ウイルスのフルスキャンと侵害の痕跡の確認をする
- 痕跡があればアカウントのパスワードを変える
用語メモ
- サンドボックス 用語集で見る
- プログラムを、ほかの部分に影響が出ないように閉じ込めて動かす仕組みのことです。
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- 公式の対策の出典(trueconf.com)
- 公式の対策の出典(ics-cert.kaspersky.com)
- 公式の対策の出典(securelist.com)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
TrueConf Server Code Injection Vulnerability
概要
TrueConf Server contains a code injection vulnerability that could allow an unauthorized remote attacker with network access via port 4307/TCP to use a specially crafted script to break out of the isolated environment and execute arbitrary code on the host system.
推奨対応
Apply mitigations in accordance with vendor instructions, ensuring compliance with CISA’s BOD 26-04 Prioritizing Security Updates Based on Risk (see URL in Notes) guidance and CISA’s “Forensics Triage Requirements” (see URL in Notes). Follow applicable BOD 26-04 guidance for cloud services or discontinue use of the product if mitigations are unavailable. Stakeholders are responsible for evaluating each asset's internet exposure and ensuring adherence to BOD 26-04 patching guidelines.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る