• ひとことでWindowsのHTTP.sysで、細工した通信を送られると任意のコードを実行される弱点です。
  • 深刻度9.8 緊急CVSS v3.1
  • まずやることMS15-034の更新プログラムを適用する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2015-1635
製品Microsoft HTTP.sys
深刻度(CVSS)9.8 緊急CVSS v3.1
NVD に登録された、他の機関(開発元など)による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2022-02-10
米国政府機関の対応期限2022-08-10
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-94(コードインジェクション)

何が起きた

Windows で Web の通信を受け持つ部品 HTTP.sys に、細工した HTTP のリクエストを送られると、攻撃者が任意のコードを実行できる弱点が見つかり、実際に悪用が確認されています。ネットワーク経由で、ログインしていない攻撃者が悪用できる条件です。Microsoft は、セキュリティ情報 MS15-034 でこの問題を修正しています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工したHTTPのリクエストを送る → 2. HTTP.sysが処理を誤る → 3. 任意のコードが実行される1攻撃者が細工したHTTPのリクエストを送る2HTTP.sysが処理を誤る3任意のコードが実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工したHTTPのリクエストを送る → 2. HTTP.sysが処理を誤る → 3. 任意のコードが実行される1攻撃者が細工したHTTPのリクエストを送る2HTTP.sysが処理を誤る3任意のコードが実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工したHTTPのリクエストを送る → 2. HTTP.sysが処理を誤る → 3. 任意のコードが実行される1攻撃者が細工したHTTPのリクエストを送る2HTTP.sysが処理を誤る3任意のコードが実行される

誰が影響を受ける

Microsoft によると、Windows 7、Windows Server 2008 R2、Windows 8、Windows Server 2012、Windows 8.1、Windows Server 2012 R2 のサポート中の版が影響を受けます。サーバーの Server Core インストールも対象です。

何をすればいい

Microsoft の案内に従い、MS15-034 の更新プログラム(3042553)を適用してください。すぐに適用できない場合の回避策として、Microsoft は IIS のカーネルキャッシュを無効にする方法を挙げています(IIS 向けの方法で、動作が遅くなることがあります)。詳しくは Microsoft の公式の案内を確認してください。

やることチェックリスト

  • MS15-034の更新プログラムを適用する
  • 更新できないならIISのカーネルキャッシュを無効にする
  • Server CoreのサーバーにもMS15-034を適用する

用語メモ

HTTP.sys
Windows の中で、Web の通信(HTTP)を受け取って処理する部品です。
IIS
Microsoft が作っている、Windows で動く Web サーバーのソフトです。
カーネルキャッシュ
Web の応答を Windows の中心部分にためておき、速く返すための仕組みです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Microsoft HTTP.sys Remote Code Execution Vulnerability

概要

Microsoft HTTP protocol stack (HTTP.sys) contains a vulnerability that allows for remote code execution.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る