• ひとことでCisco ASA と FTD の Web 画面から、機器のメモリの中身を読まれる弱点です。
  • 深刻度7.5 重要CVSS v3.1
  • まずやることAnyConnect や WebVPN の設定の有無を確認する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2020-3259
製品Cisco Adaptive Security Appliance (ASA) and Firepower Threat Defense (FTD)
深刻度(CVSS)7.5 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N
KEVへの追加日2024-02-15
米国政府機関の対応期限2024-03-07
ランサムウェアでの悪用悪用が確認されている
弱点の種類(CWE)CWE-200(権限のない人への機密情報の露出)

何が起きた

Cisco Adaptive Security Appliance (ASA) と Firepower Threat Defense (FTD) の Web サービスの画面に、不正な URL を処理するときの不具合で、機器のメモリの中身を読み出されてしまう弱点が見つかりました。細工したリクエストを送られると、秘密の情報が漏れるおそれがあります。NVD の評価では、攻撃者はネットワーク経由で、ログインなしに悪用できるとされています。Cisco は 2024 年 2 月に新たな悪用の試みを把握しており、ランサムウェアでの悪用も知られています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が Web サービスの画面に接続する → 2. 細工した GET リクエストを送る → 3. 不正な URL の処理でメモリが漏れる → 4. 秘密の情報が読み取られる1攻撃者が Web サービスの画面に接続する2細工した GET リクエストを送る3不正な URL の処理でメモリが漏れる4秘密の情報が読み取られる攻撃の流れ: 1. 攻撃者が Web サービスの画面に接続する → 2. 細工した GET リクエストを送る → 3. 不正な URL の処理でメモリが漏れる → 4. 秘密の情報が読み取られる1攻撃者が Web サービスの画面に接続する2細工した GET リクエストを送る3不正な URL の処理でメモリが漏れる4秘密の情報が読み取られる攻撃の流れ: 1. 攻撃者が Web サービスの画面に接続する → 2. 細工した GET リクエストを送る → 3. 不正な URL の処理でメモリが漏れる → 4. 秘密の情報が読み取られる1攻撃者が Web サービスの画面に接続する2細工した GET リクエストを送る3不正な URL の処理でメモリが漏れる4秘密の情報が読み取られる

誰が影響を受ける

AnyConnect や WebVPN の特定の設定を有効にしている Cisco ASA と FTD を使っている組織が対象です。Cisco の勧告では、ASA は 9.14 は影響を受けず、9.5 以前と 9.7 は保守が終わっているため修正版への移行が必要とされています。

何をすればいい

Cisco は回避策はないとしており、修正版への更新が必要です。ASA は 9.8.4.20、9.9.2.67、9.10.1.40、9.12.3.9、9.13.1.10 以降など、使っている系列の修正版に更新されているか確認してください。FTD も、6.2.3.16 や 6.4.0.9 以降など、使っている系列の修正版に更新します。6.3.0 と 6.5.0 の系列には Cisco がホットフィックスを用意しており、6.2.3 より前は修正版への移行が必要です。

やることチェックリスト

  • AnyConnect や WebVPN の設定の有無を確認する
  • ASA と FTD を系列の修正版に更新する
  • 保守が終わった 9.7 などは移行する

用語メモ

WebVPN
Web ブラウザーなどを使って、外から社内のネットワークに安全につなぐための機能です。
AnyConnect
Cisco の VPN(外から社内ネットワークにつなぐ仕組み)の接続ソフトと機能の名前です。
ランサムウェア 用語集で見る
データを暗号化して使えなくし、元に戻す代わりに身代金を求める悪いプログラムです。

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公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Cisco ASA and FTD Information Disclosure Vulnerability

概要

Cisco Adaptive Security Appliance (ASA) and Firepower Threat Defense (FTD) contain an information disclosure vulnerability. An attacker could retrieve memory contents on an affected device, which could lead to the disclosure of confidential information due to a buffer tracking issue when the software parses invalid URLs that are requested from the web services interface. This vulnerability affects only specific AnyConnect and WebVPN configurations.

推奨対応

Apply mitigations per vendor instructions or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る