• ひとことでGoogle Chrome の動画や音声を扱う部分で、解放済みメモリを使ってしまう弱点です。
  • 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることChrome を 81.0.4044.92 以降に更新する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2020-6572
製品Google Chrome Media
深刻度(CVSS)8.8 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2022-01-10
米国政府機関の対応期限2022-07-10
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-416(解放済みメモリの使用)

何が起きた

Google Chrome の Media(動画や音声を扱う部分)に、すでに解放したメモリを使い続けてしまう弱点が見つかりました。NVD の説明によると、細工した Web ページを開かせることで、離れた場所にいる攻撃者が任意の(攻撃者が好きに選べる)コードを実行できるおそれがあります。悪用には、利用者がそのページを開くという操作が必要です。この弱点は、実際の攻撃に使われたことが CISA によって確認されています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した Web ページを用意する → 2. 利用者がそのページを Chrome で開く → 3. 解放済みメモリが使われる → 4. 任意のコードが実行される1攻撃者が細工した Web ページを用意する2利用者がそのページを Chrome で開く3解放済みメモリが使われる4任意のコードが実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した Web ページを用意する → 2. 利用者がそのページを Chrome で開く → 3. 解放済みメモリが使われる → 4. 任意のコードが実行される1攻撃者が細工した Web ページを用意する2利用者がそのページを Chrome で開く3解放済みメモリが使われる4任意のコードが実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した Web ページを用意する → 2. 利用者がそのページを Chrome で開く → 3. 解放済みメモリが使われる → 4. 任意のコードが実行される1攻撃者が細工した Web ページを用意する2利用者がそのページを Chrome で開く3解放済みメモリが使われる4任意のコードが実行される

誰が影響を受ける

Google Chrome を使っている人が対象です。NVD の説明と CVE の記録によると、81.0.4044.92 より前のバージョンが影響を受けます。

何をすればいい

Chrome が 81.0.4044.92 以降に更新されているか確認してください。Google はこのバージョンで、この弱点を含む複数の問題を直したと公表しています。Google の公式の案内(Chrome のリリース情報)を確認してください。知らない相手から送られてきたリンクは、むやみに開かないようにしましょう。

やることチェックリスト

  • Chrome を 81.0.4044.92 以降に更新する
  • 81.0.4044.92 より前の Chrome がないか調べる
  • 知らない相手から届いたリンクは開かないようにする

用語メモ

解放済みメモリ
プログラムが使い終わって手放したメモリのことです。これを誤って使い続けると、攻撃者に中身を差し替えられるおそれがあります。
任意のコード 用語集で見る
攻撃者が自由に選んだ命令やプログラムのことです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Google Chrome Media Use-After-Free Vulnerability

概要

Google Chrome Media contains a use-after-free vulnerability that allows a remote attacker to execute code via a crafted HTML page.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る