- ひとことでWindows の SmartScreen の警告をすり抜け、危険なファイルを実行させる弱点
- 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
- まずやることWindows Update で最新の更新プログラムを入れる
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2024-29988 |
|---|---|
| 製品 | Microsoft SmartScreen Prompt |
| 深刻度(CVSS) | 8.8 重要CVSS v3.1 NVD に登録された、他の機関(開発元など)による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2024-04-30 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2024-05-21 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-693(保護の仕組みの不備) |
何が起きた
Windows の SmartScreen に、セキュリティ機能を回避される弱点が見つかり、実際に悪用が確認されています。インターネットから来たファイルに付く目印 Mark of the Web による保護をすり抜けられます。CISAによると、この弱点は CVE-2023-38831 や CVE-2024-21412 と組み合わせて、悪意のあるファイルの実行に悪用されることがあります。攻撃はネットワーク経由で、ログインは不要ですが、利用者にファイルを実行させる必要があります。なお、Microsoft が公開した時点の情報では悪用は確認されていないとされていましたが、その後 CISA が悪用の確認された一覧に加えています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
Windows 10、Windows 11、Windows Server 2019、Windows Server 2022 で、2024年4月の更新プログラムを入れていないものが対象です。対象のバージョンの詳しい一覧は、Microsoft のセキュリティ更新プログラムガイドに載っています。
何をすればいい
Windows Update で2024年4月以降の更新プログラムを入れてください。例えば Windows 11 Version 23H2 は KB5036893、Windows 10 Version 22H2 は KB5036892 で修正されています。Microsoft によると、攻撃者はメールやメッセージで細工したファイルやリンクを送り、利用者に実行させようとします。知らない相手から届いたファイルやリンクは開かず、メーカー(Microsoft)の公式の案内も確認してください。
やることチェックリスト
- Windows Update で最新の更新プログラムを入れる
- KB5036893 などの更新が入っているか確かめる
- 知らない相手からのファイルを開かないようにする
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Microsoft SmartScreen Prompt Security Feature Bypass Vulnerability
概要
Microsoft SmartScreen Prompt contains a security feature bypass vulnerability that allows an attacker to bypass the Mark of the Web (MotW) feature. This vulnerability can be chained with CVE-2023-38831 and CVE-2024-21412 to execute a malicious file.
推奨対応
Apply mitigations per vendor instructions or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る