• ひとことでJetBrains TeamCityで、エージェントとの通信の仕組みを悪用され、ログインせずにコードを実行される弱点です。
  • 深刻度9.8 緊急CVSS v3.1
  • まずやること2025.11.7か2026.1.3以降にするかパッチのプラグインを入れる

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2026-63077
製品JetBrains TeamCity
深刻度(CVSS)9.8 緊急CVSS v3.1
NVD に登録された、他の機関(開発元など)による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2026-08-05
米国政府機関の対応期限2026-08-08
ランサムウェアでの悪用悪用が確認されている
弱点の種類(CWE)CWE-502(信頼できないデータのデシリアライズ)

何が起きた

ソフトを自動で組み立てて試す道具 JetBrains TeamCity に、信頼できないデータを復元する処理(デシリアライズ)の弱点が見つかり、実際に悪用が確認されています。エージェント(作業を受け持つ機器)がサーバーに問い合わせる通信の仕組みを悪用され、ログインしていない攻撃者に、遠隔からコードを実行されるおそれがあります。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者がエージェントの通信の仕組みを使う → 2. 細工したデータを復元させる → 3. サーバーでコードを実行される1攻撃者がエージェントの通信の仕組みを使う2細工したデータを復元させる3サーバーでコードを実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者がエージェントの通信の仕組みを使う → 2. 細工したデータを復元させる → 3. サーバーでコードを実行される1攻撃者がエージェントの通信の仕組みを使う2細工したデータを復元させる3サーバーでコードを実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者がエージェントの通信の仕組みを使う → 2. 細工したデータを復元させる → 3. サーバーでコードを実行される1攻撃者がエージェントの通信の仕組みを使う2細工したデータを復元させる3サーバーでコードを実行される

誰が影響を受ける

自分たちのサーバーで動かす TeamCity(On-Premises)で、2025.11.7 より前、または 2026.1 系の 2026.1.3 より前のバージョンを使っている組織が影響を受けます。TeamCity Cloud の利用者は、作業は必要ありません。

何をすればいい

TeamCity を 2025.11.7 または 2026.1.3 以降に更新してください。すぐに更新できない場合は、2017.1 以降に入れられる公式のセキュリティパッチのプラグインを使えます(この弱点だけを直すもの)。インターネットから届くサーバーは、対策が済むまで外からの接続を一時的に制限するよう公式は勧めています。CISA も、この脆弱性について侵害の痕跡がないか調べるよう求めています。JetBrains は、サーバーの記録に com.thoughtworks.xstream.converters.ConversionException が出ていないか確かめるよう案内しています(これだけで悪用されたとは言えませんが、詳しく調べる必要があります)。また、許可していないエージェントの一覧に、名前が scan で始まるような見覚えのないものがないかも確かめ、あれば削除できます。

やることチェックリスト

  • 2025.11.7か2026.1.3以降にするかパッチのプラグインを入れる
  • 記録にConversionExceptionがないか確かめる
  • 許可していないエージェントの一覧を確かめる

用語メモ

TeamCity
プログラムの組み立てやテストを自動で行うための、JetBrains のソフトです。
デシリアライズ 用語集で見る
保存や送信のために変換したデータを、元のプログラムの形に戻す処理のことです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

JetBrains TeamCity Deserialization of Untrusted Data Vulnerability

概要

JetBrains TeamCity contains a deserialization of untrusted data vulnerability that could allow unauthenticated remote code execution via the agent polling protocol.

推奨対応

Apply mitigations in accordance with vendor instructions, ensuring compliance with CISA’s BOD 26-04 Prioritizing Security Updates Based on Risk (see URL in Notes) guidance and CISA’s “Forensics Triage Requirements” (see URL in Notes). Follow applicable BOD 26-04 guidance for cloud services or discontinue use of the product if mitigations are unavailable. Stakeholders are responsible for evaluating each asset's internet exposure and ensuring adherence to BOD 26-04 patching guidelines.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る